啓明学園高等学校にて出張授業

2016年5月11日

場所:啓明学園高等学校

東京都昭島市の啓明学園高等学校にて、「紛争と平和について考えるワークショップ」を行いました。

 

 まず全体講義「紛争について」を行い、映像やシリアやコンゴのケースなど世界の紛争やその傾向について講義し、世界の現状を認識してもらいました。次に講義を踏まえた上で「平和とは何か」というテーマでグループワークをしました。

 

 その後再び全体講義にうつり「様々な平和の定義/平和学入門」を講義しました。世界の地域における平和の定義(ユダヤのシャローム、イスラムのサラーム、中国の和平、ローマのパックスなど)や、平和学の基礎的な考え方について紹介しました。続くグループワークでは「直接的暴力や構造的暴力の具体例」をみつけ、それらに対し「個人レベル/国レベルで何ができるか」を考えてもらいました。外国籍や帰国子女が過半数を占めるクラスで、実際の体験談などから多種多様なアイデアが飛び出しました。

 

 いま現在も、世界各地いたる所でくさんの紛争が起きています。今回参加してくださった高校生一人ひとりが、その現状と平和の定義は人それぞれで話し合うことが大切であることを知り、そして課題を発見し何ができるか、出来ることから始める大切さを実感してくれることを願っています。

 

JSAPCSは今後も年代を問わず、紛争や貧困問題など平和学関連分野について考える機会を提供してまいります。

 


啓明学園中学校にてワークショップ主催

2016年7月9日

場所:啓明学園中学校

協力:日本イスラエルパレスチナ学生会議、日本ソマリア青年機構

日本青年ソマリア機構、日本イスラエルパレスチナ学生会議の2団体と協力し、東京都昭島市の啓明学園中学校にて、「紛争解決・平和構築:あなたにできることは何か」というテーマで出張授業を実施しました。

 

 世界の紛争概要に始まり、日本ソマリア機構、イスラエル・パレスチナ学生会議の活動を紹介するなどケーススタディを挟みつつ、紛争解決・平和構築について講演し、中学1年生から3年生全体に「紛争解決・平和構築:あなたにできることは何か」について意見を出し合ってもらいました。

 

 「身近な不満に目を向ける」「SNSでインパクトに残る形で伝える」「支援に頼らないように、自立に重きを置いたプロジェクトを実行する」「押しつけでなく、手助けをする」など質の高い意見が多数飛び出し、私たち大学生も刺激を受けることができました。