五代目代表挨拶

初めまして、日本学生平和学プラットフォーム五代目代表の本間雅恵と申します。 

  

 いきなりですが、皆さんにとって、「平和」とは何でしょうか。もしくは、どのような状態でしょうか。戦争のない状態、誰もが安心して暮らせる状態。それだけでしょうか。おそらく、「平和」と聞いて思い浮かべることは人それぞれではないでしょうか。どれか一つだけが正解なのではなく、人の数だけ正解はあると私は考えています。大切なことは、どんな答えを出すかではなく、「考えてみる」ことではないでしょうか。「考える」ためには、「知る」ことが必要です。まずは「知る」こと、そのために「行動する」ことが大切なのだと思います。

  

 私が、平和学の世界に興味を持ち、今の活動を始めたきっかけは、ある一人の方の言葉でした。

「得意なことは武器になる。一人一人が方法は様々で、良いと思うことをその人らしくすることが、多角的多方面的に支援の輪を広げるのかな。」

「平和」について関心は持ちつつも、自分にできることは果たしてあるのだろうかと悩んでいた私にとってこの言葉は一つの転機でした。「行動する」と聞くと、何か大きなことをしなければならないような焦りに駆られてしまう方も多いと思います。私もそのうちの一人でした。しかし、行動するとは何も大きなことをしなければならないわけではありません。本を読んで知識を深めたり、ドキュメンタリーを見たり、人に聞いたり、実際に訪れてみたりと方法は様々です。自分の興味のある事を、自分に合った方法で知ろうとすること、それだけでも行動しているということができると思います。

  

 ですが、一人ではどうしても限界は訪れます。知ったからこその迷いや悩みも出てくるでしょう。そんな時、一緒に考え、想いを共有してくれる誰かがいることで、もっと見えてくる世界は広がるのではないでしょうか。今まで見えなかったこと、知らなかった考えに出会うことで、自身の考えも深まるのだと思います。  

 

 「平和学」と聞くと、何か難しい勉強のような堅いイメージを持たれる方も多いかもしれません。ですが、様々な平和の形につて考えていく、それだけでも「平和学」の考えに当てはまるのだと思います。今この瞬間にも、失われている命があります。そして同じように苦しみながら懸命に生きている人たちも沢山います。少し遠いけれども、同じ世界で生きる人たちのために、自分達の考える「平和」のために、今自分たちは何ができるのか。どうしたら少しでも理想に近づくことができるのか。それぞれの観点から、一緒に考えていきたいと思います。私自身、まだまだ知らないことがたくさんあります。ですが、私自身もより多くのことを吸収しながら、基本的なこと、根本的なこと、そこからさらには専門的なことまで、一人ひとりの考えや知識、想いを共有し、深めていける。そんなプラットフォームを作っていければと思っております。

  

団体の活動目的や活動理念について、ご興味のございます方は、以下のリンクもご参照いただけますと幸いです。

 

活動目的 

団体理念 

  

2019年

日本学生平和学プラットフォーム

五期代表 本間雅恵